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X.Wu*; J.Gu*; 岩本 昭
Physical Review C, 59(1), p.215 - 220, 1999/01
被引用回数:5 パーセンタイル:33.65(Physics, Nuclear)変形核での準粒子スペクトルの統計的性質が調べられた。その結果、核分裂の鞍点の変形の偶々核ではもとのウィグナー型の1粒子準位分布がウィグナー型とポアソン型の混合型に変わること、一方奇核においては準粒子になってももとのウィグナー型のままであることがわかった。基底状態の変形ではもとの1粒子準位も準粒子準位も、ともにポアソン型のままであることも示された。
岩元 大樹; 西原 健司; 八木 貴宏*; Pyeon, C. H.*
no journal, ,
加速器駆動システム(ADS)における未臨界度のオンライン測定手法の開発を目的に、「リアルタイム未臨界度測定システム」を開発した。これは複数のマルチチャンネルスケーラー(MCS)とMCSからの信号を制御・解析するプログラムから構成され、特定の短い時間間隔で未臨界度をリアルタイムに出力することができる。このシステムの検証を行うために、京都大学臨界集合体実験装置(KUCA) A架台においてパルス中性子源法(PNS法)による未臨界度測定実験を行なった。中性子源にはFFAG加速器からの100MeV陽子と固体鉛ビスマスターゲットによる核破砕中性子を用いた。実験の結果、本システムが未臨界度をリアルタイムに出力できることを確認した。さらに実験後のオフライン解析の結果、本システムのアルゴリズムに、ポアソン分布に基づく最尤推定法を組み込むことによって、未臨界度の深い体系で観測された検出器間のばらつきや時間的な揺らぎを小さく抑えられることがわかった。これらの結果により、幅広い未臨界体系(0.931.00)における精度の高いオンライン測定に向けた見通しを得た。